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柴田カイロ 院長のひとりごと
診療に関係有ること無いこと、日々綴ってまいります。 傾向としては、食いしん坊日記?(笑) 柴田カイロのHPともども可愛がってやってくださぁ~い。
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ひざ関節の救世主 それは?
プロテオグリカンです。
今までまったく知らなかった成分です。
ひざ関節の中の軟骨(膝関節だと半月板)に存在し、その代表はコンドロイチン硫酸です。
軟骨内に水分を留める作用を担っています。
別に特別な成分では有りませんし、実は栄養摂取ではなく、運動できちんと増えてくれます(後述)。

身体の関節は、ほぼ全て関節内の異なった液体が、それぞれの同極同士(マイナス)の反発によって浮いています。
平常では軟骨内のコンドロイチンなどと、関節控にもともと存在するヒアルロン酸がマイナス同士なので、関節を動かす際に関節に力が加わると、軟骨からコンドロイチンなどの軟骨内のムコ多糖体が染み出てきて、磁石の同極同士が反発するのと同じ原理で液同士が反発し、関節を構成する骨同士が浮いた状態になります。
ですから、関節を構成する骨だけではなく、実際には骨の縁に存在する軟骨(膝だと半月板・股関節だと関節唇)は、そもそも稼働時にはまったく触れあわないということです。

この関節内に水分を十分に貯留できていると、関節を使う際に骨同士をしっかりと浮かせることができますが、水分が足らないと軟骨が少し触れてしまって、その際に痛みを感じます。
我慢して使い続けると、軟骨がすり減ってしまい、その結果変形性関節炎に陥ってしまいます。
ですから、この関節液をしっかりと蓄えられるようにしておくことがとても重要です。

今までは、この関節内と軟骨内の成分(ムコ多糖体・ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など)自体を補うのが重要と考えていましたが、どうやらそれは二の次のようでうす。
コンドロイチン硫酸も軟骨内で水分を留めておく成分のひとつですが、他にも同じ作用を持つものが有り、その総称がプロテオグリカンなのだそうです。
そして、このプロテオグリカンは、関節の運動(たいていは屈伸)を頻繁にしたり一度に20分以上の歩行を毎日繰り返したりで、しっかりと増えます。
ですから、成分(サプリなど)で補うだけでなく、しっかりと運動をして関節軟骨の中のプロテオグリカンを増やせば増やすほど関節に負荷がかかっても痛みを感じなくなりますし、何しろ関節をしっかりと機能させられます。

以前は、関節周辺の筋力を高めることで弱った関節を庇えるようになるからだ、ってのが定説でしたが、どうやらそればかりではなく、関節軟骨の成分が運動によって増えることも症状減少・消失に大きく貢献していたということですね。

この運動は、椅子に座っていて、ゆっくりゆっくりと膝を曲げ伸ばしを繰り返すだけでも、かなり効率よくプロテオグリカンを増やせますから、膝が痛くて歩けない方も地道にできますよね。

カイロ的には、腰椎~骨盤のゆがみで下肢への神経レベルの低下による筋力の低下をまず考えますが、併せて無理のない膝関節の運動もおこなうことで効果の倍増が望めそうです。


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