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柴田カイロ 院長のひとりごと
診療に関係有ること無いこと、日々綴ってまいります。 傾向としては、食いしん坊日記?(笑) 柴田カイロのHPともども可愛がってやってくださぁ~い。
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宗教話続きってことで
ダン・ブラウン原作トム・ハンクス主演の“天使と悪魔”を観てみました。
原作を読まれた方でしたらお判りの通り、大幅に手直しをされています。
端折るだけでしたらあまり抵抗は無いのですが、役回りを大きく変えてしまっていることと、ストーリーでの重要なポイントとなるスイスのセルン(世界規模の最先進の科学研究所)の役回りを殆ど割いたり、最初からカメルレンコがとっても怪しい動きをしてしまっていたり、カトリックVS科学の対立の描き方が軽薄なために肝心の対立の原因が伝わりにくくなってしまっています。
原作でもキリスト教への配慮が有る程度見えていましたが、映画ではそれが強すぎて有る意味嫌味なくらいになっていたようです。
前教皇とカメルレンゴ(教皇侍従)との関係も原作では、単なる組織の役職関わり以上のモノが有り、その特別な関係が物語の最後に強力なインパクトを与える重要な要因に成っていましたが、映画ではそこはスッポリと抜け落ちています。
個人的には、セルンの研究所長がとても癖の有る登場人物で、これを映画で省いてしまったのは本当に残念でした。

さて、肝心の映画の中身ですが、前作のダビンチコード程では無いですが、やっぱり判りにくいですね。
原作を読んでいたので展開について行けましたが、副音声に解説が入っていれば良いのになぁとつぶやいてしまいそうです。
新教皇の選出(コンクラーベ)が舞台となるのですが、その特異な手順や役職と権限の厳密さなどは残念ながら映画からは伝わってきません。
キリスト教とキリスト教に関わる芸術の密接な関係や、教会に設置されている地下墓地の意味などもストーリーの展開に必要不可欠だったのですが、それらの解説や表現がまったくもの足りませんでした。
結局、上演時間の関係で端折らざるを得ないので仕方が無いのですが、とはいえ、ストーリー上重要な事柄を伝えきれないことで、小説のひりひりとするような緊迫感や、宗教や芸術の崇高さなどがゼロとは言いませんが、それに近いくらいにカジュアルに演じられていたのはとても残念でした。

宗教観に関する内容としては、前作のダビンチコードの方がより強力でしたね。
今回の映画ではスリルとサスペンスに重きが置かれていて、宗教の持つ神秘性やあいまいさ、歴史的矛盾点などはほとんど触れられていません。
ただ、前に押し出したはずのスリルとサスペンスもスピードや展開のテンポ、インパクトという意味で原作をまったく下回ってしまっていましたから、この点でも原作を読んだ読者を納得させることは出来なかったでしょうね。

実は、ここまで書いたことは映画を観る前に既に想像できていました。
なにしろ、あの上・中・下刊に分かれている膨大な内容をたったの2時間ちょっとで上演したとのことでしたから、よっぽどでなければコンパクトかつインパクトのある素敵なストーリーには成らないだろうと覚悟していました。
もし納得できる脚本に成っているとしたら、それは続編をつくること。
でも、一作完結でしたから、それも無し。。。。。
で、唯一期待していたローマとバチカンの素晴らしい(はずの・観たこと無いので)風景と芸術をハイビジョンで堪能することでした。
ですが、解説の欠如も手伝ってでしょうが、映画の撮り方がそれらをあまり考慮していなかったようでして、小説の中でロバート・ラングドンが大感動していた作品や風景の状態を微塵も感じ取ることができませんでした。

前作ダビンチコードは原作を読んでさえいれば、それなり愉しめる内容だったことを考えると、今回の新作は駄作といっても過言ではないでしょう。
原作がとても良く出来ていたのでなおさらガッカリしてしまいました。
B級作品というほどではないですが、まあB+ってとこでしょうかね。
ダンブラウン作ロバート・ラングドンの活躍する第3作が発売されていますので、もしこちらも映画化されるようでしたら、今度こそ期待しております。
頑張れラングドン!!

ローマやバチカン、それに関わる芸術作品に関心のある人(マニアックにね)には、原作本はとってもお勧めです(笑)



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