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柴田カイロ 院長のひとりごと
診療に関係有ること無いこと、日々綴ってまいります。 傾向としては、食いしん坊日記?(笑) 柴田カイロのHPともども可愛がってやってくださぁ~い。
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ルーブル美術館展 2018年7月
16日(月・祝)に新国立美術館へ行ってきました。
胸像や頭部の彫像や絵を主に集めたルーブル美術館の所蔵品の展覧会です。

ギリシャからルネッサンスまで、かなり広い範囲の作品がひしめいていました。
絵画は少なく、目立ったのはマリーアントワネットの胸像とナポレオン・ボナパルト一世のデスマスクでした。
胸像や絵画は盛れますが、デスマスクは真実です。

鼻の高さや顔の輪郭など、良く観る肖像画を彷彿とさせる死に顔がそこに在りました。
会場のそこここに在る絵を裏付けるように、面影がしっかりとそこにあります。
こんな展覧会もあんまりないでしょうね。

胃潰瘍・胃下垂?と言われていたナポレオンですから、そうそう肥満はしてなかったでしょうが、描かれていた絵画の通りの顔形に見えました。
生々しかったけど、歴史に少し素手で触れたような気持ちの良さを感じることが出来ました。

中世の絵画が、肖像や胸像、宗教画などに限られるもので、今回の展示もそれらに焦点が合さっています。
ですから、少し似通った作品が続きますが、石を削って造られた緻密な彫り物と思うと、とても凄いものばかりでした。

なかなか良いよぉ~
立体的に観られる彫刻の特集はあまり来ませんから、興味のある方は是非!!

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運慶展 補足
実は、東京国立博物館へ赴いたのは、今回が初めてでした。
噴水越しに観える博物館の建物だけだと勝手に思っていて、運慶展もこの中で公開されていると思っていたのですが・・・・
行ったことがある方はご存知と思いますが、噴水越しに観えている建物の周りや後方にも別棟があります。
本館に向かって右隣に 東洋館 向かって左となりに 表慶館と資料館 その少し奥まったところに、今回の運慶展を開催している“平成館” です。
他にも、本館の裏に 九条館 他 数棟建っています。

チケット売り場は、正門を通って直ぐで判りやすいのですが、平成館への案内が何にも出ていません。
チケットに平成館とはあるのですが、建物ひとつと思い込んでいましたので本館へ入っていってしまいました。
警備の方に「運慶展はとなりの平成館です」と声を掛けていただき、中まで迷い込むことは有りませんでしたが、閉館時間まで30分ちょっとしか無かったこともあり、けっこう焦りました。

運慶こっち、という案内板等は平成館手前にはまったくありませんから、初めて訪れるかたは注意が必要です。
チケット売り場にでも「運慶展は本館ではありません・ご注意ください」とかだけでも貼っておいて欲しいものですね。
ちょっと不親切だなぁ~って感じました。



運慶展 観てきました
東京国立博物館の平成館で開催されています。
会期は9月26日から11月26日までです。
あとひと月ちょっとですね。

運慶展その2  国立博物館平成館  運慶展その1

17:00までですから、最低でも30分以上が必要です。
もちろん、しっかり観たければ2~3時間くらい掛けられるとのんびりしっかりくまなく観られます。
こんかいは、後に別タイトルで書きますが、猿の惑星 聖戦記を日中に観た後、亀有から直行しましたので、時間にゆとりがなく本当に30分ちょっとで駆け足観覧になってしまいました。
まあ、ここ数年の京都観光で時間ぎりぎりに展示物を愉しむのには慣れていますから、自分の興味のある仏像はしっかりと愉しんでまいりました。

運慶の作品が多数を占めますが、 息子:康弁(龍燈鬼立像・国宝)  父:康慶(地蔵菩薩坐像・重文) の作品も展示されていて、祖父・父・子へと受け継がれた運慶のルーツに触れられます。
童子の立像が一堂にかいしている、八大童子立像も圧巻ですし、言わずと知れた毘沙門天立像、阿弥陀如来坐像など、もうもうどの展示に移っても楽しくて仕方が有りません。
普段お寺を拝観してもお目にかかれない仏像の裏側まで、グルっと360度観られるように展示されているものが多数で、物凄くありがたい展覧会です。
また、仏像の中にいろいろと納入品が仕舞われているものもあり、X線など科学的に分析された情報も開示されています。

無著菩薩立像、四天王立像、龍燈鬼立像など奈良・興福寺の所蔵のものが特に心惹かれました。
仏像に生き生きと、というのはちょっと表現が違うかもしれませんが、単なる彫り物というのではなく「魂が宿っている」ように感じるのは僕だけではないと思います。
印刷物やTV、PCの画像などでは絶対に感じ取れない “ 本物 ” の醍醐味ですね。

40才代くらいまでは、仏像や寺社仏閣はあまり興味を惹かれなかったのですが、人間としを重ねると物の見方やありがたみなどの感じ方がすっかり変わるものですねぇ。
自分でビックリです。

文化の秋、堪能したい方は是非早めに訪れてくださいね。




松岡美術館 行ってきました。
先日の月・祝で、松岡美術館の企画展に久々行ってまいりました。
「館蔵 中国の工芸」 展示室5、6で 「松岡コレクション 印象派・新印象派 モネやルノワールはどこを描いたの?なにを描いたの?」
というテーマでした。
中国の紀元前の鉄器や鏡、仏像など見応えが十分です。
印象派・新印象派の作品群も、目玉のルノアールを始め、ピサロやシスレーなど僕の大好きな画家(特に点描画)の作品も多数掛かっていてとっても楽しめました。
モネも数点在りましたよ。

松岡美術館は、常設展も含め彫像など珍しい展示物も有りますし、企画展も点数が少ない割に素敵な展示物が多いんです。
公的な美術館は祝日だとかなり混みますが、私設美術館は企画の良し悪しに関わらず歩きにくいほどには混みません。
特に、こちらはいつ来ても観たい絵画を観たい距離からしっかりと愉しむことが可能です。
もちろん、それなりに混んでいる際は人が絵からはけるまで待つこともありますけどね。

こちらの美術館は白金台から徒歩5~6分程度のとても交通至便な場所に在ります。
恵比寿の山種美術館や二重橋駅から直ぐの三菱一号館美術館など、僕の好きな私設美術館はどこも行きやすくしかも空いている。
とはいえ、混んでいないのが私設美術館にとって良いことでは無いでしょうが、観る側にとってはありがたいですね。
でも、穴場的にとても見ごたえの在るコレクションが展示されることも多く、新聞やネットでいつも気にかけてるんですよね。

今回はちょっと物足らない展示でしたが、それも時の運みたいなものですね。
前に訪れた時には、大展示会では見れないようなシスレーの作品に出合って、点描画の素晴らしさを再認識させてもらえました。
こちらの展示の好きな点は、何と言っても間近で見られる点。
観ている人が少ないことも有って、ガラスへ間近まで近づいてみられますし、展示物によっては裸で観ることも可能です。

みなさんも、気に入った作品が掛かっていたら、私設美術館も訪れてみてくださいね。

ポンピドゥー・センター傑作展 ―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―
ピカソ マティス カンディンスキー 藤田嗣治 シャガール そして コルビジェ(あの国立西洋美術館を設計したル・コルビィジエ)
錚々たる巨人たちの作品がしかも贅沢に代表作を巨匠一人につき一作品だけ展示されています。
ポンピドゥー・センターは、世界屈指の近現代美術コレクションで知られパリに在ります。
その美術館が所蔵する1906年~1977年の年代ごとの代表作として時系列順に展示されていました。

実は・・・・
この展覧会を最初から観るスケジュールではありませんでした。
他に出かけていて、早い時間に済ませてしまったもので夕食まで時間をつぶすつもりでネット検索をしていましたら、ゴッホとゴーギャンの展覧会をやっている!と早合点し向かってみたらこの前衛芸術のいっぱい詰まったポンピドゥー展だったというわけ。

僕達夫婦は、美術は大好きですが、苦手なのがシュルレアリスムやキュビスムなどの前衛芸術です。
雨の中、美術館に着いてから展覧会の間違いに気が付くも遅し。
有名な作品も沢山掛かっているようですから、とりあえず入館することにしました。

うぅぅぅぅ~~~~ん
ダメ。
やっぱり苦手。
なにしろ、あのピカソやシャガールが普通に見えてきます。
レオナール藤田は当然自然です(自画像だからね)
コルビジェの作品は、これらの作品の中において異質です。
しっかりくっきりと、計算されてデザインされている様が観て取れます。
だから、100の内3~5くらいは気に入った作品もありました。

ただ、この作品群を観ていて思ったんです。
最近読んでいる本が「いつも・おなじ夢をみている」です。
この本の中に「画家にはこんな風に眼に映っているんだよ」「それは素敵な世界だわ」というような言葉がでてきます。
僕は、写実や印象などの判りやすい作品に心を惹かれますが、今回の前衛芸術に触れて新たに画家たちの心・気持ち・本音に触れられたような気がします。
自分が思っていること想っていること気持ち本音って、言葉で表現することはとっても難しい。
だからこそ、良い作家の作品を読んでこんなにも心を上手に表現できるのか、と思えることに心酔するのですよ。
そして、一瞬でその想いを一気に解き放つものが絵や彫刻などの芸術作品です。
今回の作品の中にも、真っ黒なバックに縦に小さい長方形の真っ赤とか、結び目だけを焦がした太いロープのトグロ巻きとか、クプカのテーブルに自転車の車輪を乗っけたのとか、意味を求めようとしても理解できないものが続きます。
ですが、心の叫びとして捉えたらどうでしょう?
僕にも時々有りますが、気持ちを表現しようとすると、とんでもない形に行きつくことが有ります。
それは別に解ってもらえなくても構わないんです。
だって、自分以外は判らないはずのものなんですもの。
でもねぇ~~

芸術家って、そんな心の奥底に溜まっているもので表現したくなるんでしょうね。
でも、それが適性ってことなんでしょう。
芸術を仕事にできるって、本人の思惑とは関係なくプロですよね
心を吐露して、それで生きてゆけるのは、間違いなくプロです。
そして、それが芸術。

時間つぶしに行ったつもりで、思わぬ角度から心を撃たれた衝撃的な展覧会でした。
でも・・・・
やっぱり、作者の剥き出しの心に触れるのは、ちょっと苦手だなぁ・・・・